薄型・中空化と磁気エンコーダへの影響対策
CASE 01 / 薄型・中空設計
CASE SUMMARY
装置中心部にスペースが必要な場合の中空構造検討
中心部にシャフト・配線・配管を通す必要がある装置では、標準品の構造では組込みが難しい場合があります。
本事例では、中心穴径、必要保持トルク、取付条件を確認しながら、中空構造をベースに仕様を検討する流れを紹介します。
事例概要
| 用途・業界 | 半導体製造装置・検査装置など |
| 課題 | 中心部に軸・配線・配管を通したい |
| 対応内容 | 中空構造をベースに取付寸法を検討 |
| 検討ポイント | 中心穴径、必要保持トルク、取付条件 |
STORY
この事例の内容
1
背景・課題
過去に磁気エンコーダが磁界の影響を受けたトラブルがあり、新たに採用するブレーキについても、周辺への漏れ磁束をできる限り抑えることが求められました。
また、装置構造上、ブレーキの薄型化に加え、中心部にケーブルを通すための中空構造も必要でした。
薄型化と中空化によって磁束を通すヨークの断面積が限られるため、必要な保持トルクを確保しながら、漏れ磁束を抑えることが設計上の課題となりました。
2
対応内容
装置側の寸法、中空径、必要保持トルク、磁気エンコーダとの位置関係を確認し、薄型・中空構造を前提に磁気回路と各部形状を検討しました。
磁束の流れを考慮しながらヨーク形状や各部寸法を最適化し、必要なブレーキ性能を確保するとともに、周辺への漏れ磁束をできる限り抑える設計としました。
3
課題/対応
課題:薄型・中空構造と漏れ磁束への配慮

限られたスペースで薄型・中空構造を実現しながら、磁気エンコーダへの磁界の影響をできる限り抑える必要がありました。
対応:磁気回路を最適化した薄型・中空構造

薄型・中空という制約の中で磁気回路や各部形状を最適化し、必要なブレーキ性能を確保しながら、周辺への漏れ磁束を抑える設計としました。
4
設計のポイント
薄型・中空構造
装置内の限られたスペースと、ケーブルを通すために必要な中空径の両立を検討しました。
保持トルク
薄型化と中空化によって磁路断面積が限られる中、必要な保持トルクを確保できるよう各部寸法を設計しました。
漏れ磁束
磁気エンコーダとの位置関係を考慮し、周辺への漏れ磁束を抑えられるよう磁気回路やヨーク形状を最適化しました。
5
結果・効果
薄型・中空という装置側の要求に対応しながら、必要なブレーキ性能を確保し、周辺への漏れ磁束を抑える設計を実現しました。
実現した内容
- 装置内の限られたスペースに対応する薄型構造
- ブレーキ中心部にケーブルを通せる中空構造
- 必要な保持トルクの確保
- 磁気エンコーダへの影響を考慮した漏れ磁束対策
※対応可否や仕様は、外形寸法、中空径、必要保持トルクなどを確認したうえで個別に検討します。
RELATED CASES
関連する課題解決事例
中空構造以外にも、外径制約や配線条件など、装置仕様に合わせた検討事例をご確認いただけます。
CASE 02
ヨーク形状の見直しによる軽量化

課題
ブレーキの質量を抑えたい
磁束の流れを考慮しながらヨーク形状を見直し、必要なブレーキ性能を確保したまま軽量化を検討します。
CASE 03
装置内の配線条件に合わせた形状変更

課題
リード線やモータケーブルの取り回しが難しい
配線経路・可動部との干渉・コネクタ位置を確認し、リード線長さや引き出し方向を検討します。
ブレーキに関するご相談・お見積り
標準品の選定から特注仕様まで、お気軽にご相談ください。
TEL.0265-35-2421
ブレーキ問い合わせ窓口
受付時間 9:00〜17:00(土・日・祝を除く)
